直感のはじまり

今日仕事の関係で、とある出版記念講演会に出席した。
ビジネスの観点からも、カルチャーの観点からも、なかなか興味深い講演内容であり、私はうむうむとうなづきながら聞いていたのだが、講演会の後の懇親会において、著者の方と少し話す機会ができたので、「マンガに対しての日米の読者のうけるツボの違い」といった、ちょっと返答に時間のかかるような、はっきり言ってしまえば、めんどくさい質問を、思い切ってしてみた。
著者は日本のカルチャーを欧米で流通させているのに成功している方で、彼なら、何がウケて何がウケないのか、なんらかの持論をもっているはずでは、と思って聞いてみた。
「うーん。直感?」


国家の品格』を読んだ。
論理と倫理のくだりは非常に面白く、そこで感じたのも直感(情緒)に関すること。


私の今受講している研修でも、直感(感性)に基づいたマーケティングを非常に重視している。


私はこういったシンクロニティを素直に受け入れてしまう方で、
直感の重要性を今日は特に意識した日だった。


直感というとなんだかあやふやなようだが、
努力がかたちになるってのは、意外とこういうところに現れるのではないかと思った。
直感のはじまり。
無根拠な直感だけじゃ出来ないスタートでもあるから、重要なんだろうきっと。