30歳のはじまり

しばらくブログを更新していなかったのはきっと、
私のまわりの環境が急激にかわりはじめ、
それに追いついていくのがせいいっぱいだったし、
そして、それらの日々は大変ではあったのだけど、
ブログを書くときのように、
出来事を楽しめるように、丁寧に振り返って、
咀嚼しなくたっていいほど、
有り余るほどの楽しくて刺激的な日々でもあったのだと思う。


そして今、また急に、書きたい気持ちが芽生えてきた。


その刺激的な日々に馴染んできたこともある。
結婚をして、社会的に責任も出てきた。
知識を溜め込めば溜め込むほど、
色んな事象をそれなりに理解もできるようになり、
共感の名で赦すことができるようになってきた今。
ある程度のずうずうしさでもって、
私は無敵といえば、無敵なのだ。


そのことがなんだか怖い。


なんだか日々はうまいこと、まわっていく。
そしてその術をもうなんとなく知っている。
だからもう焦らなくていいような気がして。


そんな風なことを思い、
急に感触としてざわざわと立ち上がった焦燥感。
このままでは、世の中の「グレーというもの」に
がんじがらめにされてしまいそうな気がした。


「グレーというもの」から、もがきつづけること。
30歳で感じた焦燥感は、
そういうステージなのだろうと思う。


ちょっと出口の見えないテーマだけど、
グレーのままでいいのか、というと、
よかった場面はたくさん見てきたけど、
本当はどこかでいけないような気がしている。


だからきっとながくお付き合いするであろうテーマ。
少し前なら、ここで無理やりオチにもっていき、
白黒つけていたところだけど、
そういうのは、なんかもういい。


ながく付き合っていけるっていうことは、
今の自分にはちょうどいいと思っているのだ。