理屈抜きのはじまり

いいものはいい。
結局のところ、ひねた見方や穿った見方は、隙無しのストロングスタイルには手も足も出ない。だから願わずして、バリバリの正統派に出会えるその場に立ち会えたのなら、その時は、斜に構えて「ふーん」なんて言って、世界を捉えたかのようなシニカルな笑みを浮かべるより、思いっきり「いいものはいい!」と声を大にして叫び、両手を天に上げ、わー!と面白世界に全力疾走していく緩みきった笑みを浮かべて身を委ねる方が、まことに正しく、かつ素敵だ、とオレは思うのです。
つまり、



八景島、サイコー! イエーイ!



で、オレは10時半位から、だらしのない笑顔を振り撒いておりました。
というわけで、今日、会社の同期のMさんとKさんと『八景島シーパラダイス』に行ってきました。
シーパラの何がいいかって、水族館と遊園地と公園が程よい広さにまとまっていて、全部まわっても、全然疲れないこと。これってかなり大事な事で、疲れるとそれだけで会話が減って、会話が減ると内向的になって、しまいには何しに来ているのかわからなくって、周りは非常に楽しそうなのに、オレ、ベンチでぐったりしている。あー、世の中、くだんねーなー、という負のスパイラルに落ち込むので、疲れないこと、ってのは、テーマパークとしてはかなり重要な要素だと思っています。つまり、競馬は府中より中山だってことね。
次に、人がゴミゴミしてないこと。余計なストレスを感じないか、ってのも大事。これはテーマパークの永遠のジレンマなんだけど、よきパフォーマンスを提供するテーマパークってのは、多過ぎてストレスを与えず、少な過ぎて存続を危ぶむ、という受け手バランスのジレンマが発生するので、幾多のテーマパークは他方面のアプローチで、その矛盾を濁し、たのもしく乗り越えている。例えばそれは、TDRの『ブランド力』であり、ひたち海浜公園の『広大な土地』である。
「まあ、TDRだし、覚悟はしてました」であり、
「土地が広すぎて、人がゴミゴミ出来ません!」ということ。
オレが平日の東武動物公園が好きなのも、その矛盾を乗り越えているからで、彼らの場合、それは、
『あきらめる』ことであり、
園内のどの風景を見ても、経営状態のジェットコースターにオレはハラハラドキドキしなくてはならなくて、「頑張れ!頑張れ!」と手に汗握るのであり、とにかく、東武動物公園は「癒し系ハラドキテーマパーク」として、末永く続いて欲しいので、頑張ってください。でも、そんなに頑張って欲しくも無い。
んで、シーパラですが、シーパラはどのパフォーマンスも『回転率』重視な感じで、人が澱みなく流れていました。実にスムーズ。一番拘束時間の長い「海の動物たちのショー」(必見!)で、園内にこんなに人が居たのだとびっくりさせられました。



まあ、適度なほっとかれさ加減が心地良いのですよ、シーパラは。全て楽しい。何しても楽しい。シーパラは是非行くといいです。唯一の難点は、食事がやや高い(テーマパーク料金)ので、気になる人は、お弁当とか持っていくといいと思います。芝生もベンチもいっぱいあるし。




と、いうわけで、



テーマパークは素敵女子と行く。



さっきまでの話をまるで無視で。
でも、やっぱね、これ、最強なんだわ。
理屈抜きで。
素敵女子のMさんとKさんに感謝!
いいものはいい。
そして、もう一人の素敵女子Iさんと男前Oさん、今度は、樹海というちょっぴりダークな面を持つ日本一のダンディズムこと富士サンと、遊びとは、人生とは、をテーマに、ドドンパやトンデミーナを交えた、一日かけてのちょっとした懇親会をやりますので、是非是非ご参加ください。