『茶の味』のはじまり

石井克人が遂に日常を語り始めました。



事件だと思った。
『PARTY7』の瞬発力を、ファンタジーではなく、日常の延長上に持っていく。
そういうのあったよなって共感を2時間半。
キャラの力もあるけど、前作より浮世離れしてない。
ってか、居る、こういう人。
ってか、はじめ君でした、オレは。



自転車を全力漕ぎましたよ。
立ち漕ぎ横揺らしで漕ぎましたよ。
多幸感でまみれてましたよ。
わけもなく妄想悪党(←コレ重要、『悪党』以外に言葉は無し!)に絡まれたりしてましたよ。
そして、妄想彼女を助けてましたよ。
囲碁マンでなかったけど、文学マンではありましたよ。
草枕で女の子を救えると思ってましたよ。



そして、今。
女の子と普通に話している自分が居ます。
大事なものは、文学よりも筋肉よりも、気持ちで守るものだと知りました。
タクシーを使うことを覚えました。
彼女が居たら、絶対幸せにする自信がある。
なんて、恥ずかしくて友達に言えません。
都合のいい悪党は居ませんでした。
混沌とした解決出来ないめんどくささがあるだけです。
駐輪場で、オレの自転車はパンクしたまま、錆び付いてます。



逆上がりが出来ない小学生でした。
はじめ君カットだった中学生でした。



明日は、自転車を修理しに行こう。
公園に行って、逆上がりをしよう。





追記。
Uと映画を観終わった後、ドトールでお茶しました。
そこで、昨日書いた「ファッションセンターしまむら」の話をしたら、女の子の中では結構、普通に使うとのことのようで。
オレに予見力なんて全然ありませんでした。
まあ、それよりも、オレの中学時代から、しまむらはファッションをセンターしていたことに驚きました。
そして、Uは『マチコ巻き』というファッションを教えてくれたりと、オレがファッションなんて言葉を口するのは、センターになってからだな。と反省したりもしました。