東京メトロのはじまり

4月、営団地下鉄東京メトロに変わった。
その内情はよくわからないのだが、
ただ、名称の変更だけでは変化は起こらない。
ブランドイメージをプロモーションだけでは変えられない。
社長の意志。それだけでも変わったりはしない。
やはり現場だと思うのだ。
実行の伴わない理想論はもう聞きたくないのだ。
そういう意味じゃ東京メトロのサービス向上に、非常に期待が持てる出来事がありました。



銀座線渋谷駅。
駅員さんに何気なく目をやると、
そのネクタイのタイピン。
ギンガムチェックのシャツのタイピン。



「イルカちゃん」



…イルカだ。
高らかに表明した変化への意志。
それが、イルカ。
井川遥でもなく、あの水色でもなく、駅のナンバー化でもなく、イルカ。
東京メトロの意志は現場一人一人の胸元にあらわれていた。
楽しくなる。
日本経済の基盤にイルカ。
そして、駅長のイルカは純金だったりするのだ。たぶん。
新人はちっちゃなイルカからスタートして、いつか大海を目指すのだ。



みたいなね。



そんな妄想でオレは一日頑張っていけたりするから、
東京メトロの変化は、運営より、運送力よりも、
もっと大事な『信頼』を勝ち取っていて、
これからも宜しくお願いします。