No.42

宇宙戦争」/監督 スティーブン・スピルバーグ

面白いことっていうのは、真っ当なこととは違うベクトル。もしくは、真っ当なことを装っておいて、予期せぬ角度や飛躍を見せることだと思っていて、だから、この映画の、日常の真っ当なことを超える、あまりにも真っ当すぎる真っ当さってのが、見世物になっている、または話のネタになっている時点で、無駄に変な軌道を描く、揺さぶりもない映画よりも、よっぽど『娯楽』だと思ったのでした。