構えないのはじまり

昼間からビールを飲み、窓からは風が舞い込み、電車が線路を通る音が聞こえ、オレはGW最後の日を、いい感じでむかえている。オレは当初、GWは読書と映画三昧のちょっとしたひきこもり計画を立てていたのだが、なんだかんだで結局のところ、全ての日を外出していた。



「何でもあり」を日々実感する一週間だった。
まさか、夜、麻雀をゴキゲンに打っているときに、田舎に帰る話が出てくるなんて思いもしなかったし、次の日の朝、田舎に着いている状況なんて、もはや、ファンタジーかと思った。
何も予定をしてなかったところに、このスケール。ちょっと笑えた。GWの、そんなファンタジーな提案を受け入れてしまう懐の広さが、オレは面白くなっていた。
途中で抜けてしまってD面子にはホント申し訳なかったが、おじいさんは元気でした。



確かに、大型連休に構えてしまう。ここに行こう、あそこに行こうと、計画する。でも計画していたその日は、他の日にもなりえたわけで。そんな予想もつかない可能性が本来、休みにはあると、オレはこのGWに再確認した。こんなに上手く行くことなんてめったにないかもしれないが、
構えないことって意外にワクワクすることに繋がるんじゃないかと思った。
さっき連絡をとった友人が、今から遊びに来てくれます。